最近更新してないオヤジエピソードシリーズですが、
今回はオヤジの親友「藤井のオッサン」を紹介したい。
藤井のオッサンは、オヤジと高校時代の同級生だった。
オヤジが柔道部主将、藤井のオッサンは空手部主将だった。
2人はとっても仲が良かった。
オヤジが当時の高校の番長で、藤井のオッサンはナンバー2。
オヤジが校庭に先生を並べて一人ずつ殴って退学になったあと、
その高校の番長として藤井のオッサンが統率したという。
人に偉そうにされるのが嫌いなオヤジだが、唯一藤井のオッサンだけは認めているようで、
藤井のオッサンにはあんまり文句を言ってるの聞いたことがない。
そんな藤井のオッサンは今、工場を経営している社長さんだ。
さすがに最近は60をとうに過ぎてオジンになり、あんまり出歩かないようだが、
オレが小学生の頃はよく家に遊びに来て、オヤジと酒を飲んでいた。
これから書くのはそのとき聞いた話。
ある日、工場で仕事をしていると、NHKの集金が来たそうだ。
いたずら好きな藤井のオッサンは
「ちょっと待っとき」と言って自宅である2階に上がった。
数分して藤井のオッサンは1階に降りた。
「そやそや、サイフこっちに置いてたんや。」と演技しながら。
「あれ!?ここにサイフ置いてたやろ?」
「いや、知りません。」
慌てるNHKの集金。
「絶対あったはずや!!」
元空手部主将。ヤンチャの数も数知れず。
普段からものすごい顔をしてる。ゴリラみたいな顔。
そんなオッサンに凄まれてかわいそうなNHKの集金。
「知りませんって!」
「盗ったやろ?」
「は?」
「盗ったやろ?」
「そ、そんなわけ・・」
「盗ったな!?」
「ちが・・・」
「返さんかい!!!」
「な・・・・、ええええ!?」
そのあと藤井のオッサンはおもむろに自分のポケットに手をやり
「あ、兄ちゃん!ポケットに入れてたん忘れてたわ、ははは。ハイ、今月分!」
イタズラが大好きな、そして人間として最悪な藤井のオッサン。
そんな藤井のオッサンの自宅兼工場に泥棒が入ったからさあ大変。
ある日の深夜。
シャッターで閉まってるはずの1階の工場から人の気配がする。
「なんや?」と思って下に降りてみると
工場内を物色してる男と遭遇。
「泥棒!」と直感した藤井のオッサンは
「オイ!!」と怒鳴った。
すると、怯むどころかその泥棒はこっちに向かってきた。
藤井のオッサンは「 (゚Д゚)ゴルァ!! 」と言って泥棒を振り回し、簡単取り押さえた。
藤井のオッサンにしたらこんなことは朝飯前。
「すんまへん」と観念する泥棒。
しかし、藤井のオッサンに捕まったら最後。
「すんまへん、許してくれまへんか」
そういう泥棒に、藤井のオッサンは
「よし」と言って手を離し、イスに座らせた。
「おまえ、プロか?」
「一応・・。」
「捕まったらだいぶ出られへんのか?」
「たぶん」
「許してほしいか?」
「お願いします」
「おまえ、ええ時計してるな。ロレックスやろ、それ。」
「は?」
「それも、盗ったやつか?」
「い、いや、これは・・・・」
「自分で買ったんか?」
「は、はい・・。」
「ウソつけ!!」
「ホ、ホンマです!」
「置いていけ。」
「は?」
「置いていけ。」
「ちょ・・」
「置いていけ。」その話を聞いていたオレのオヤジもさすがに
「そんなことして恨まれて、なんかされたらヤバイやろ?」と聞いた。
しかし藤井のオッサンはこう言い放った。
「そのときはそのときや。それもおもろい。ブワッハハ」オヤジも一緒に「ブワッハハ」
オレ、当時小学4年生。鍋をつつきながらそんな会話をしているオッサン2人を見て、「こいつら頭がおかしい」と思った。
そして、おもむろに藤井のオッサンは立ち上がり
「さ、そろそろ帰る時間や。おやすみ!」
腕には黄金色をしたロレックスがピカピカ輝いていた。
とりあえず押しといて
↓ ↓ ↓ ↓
最近異常に飯を食う。
1日4食くらい食う。
性欲も何故かすごい・・・・。
あと、毎日仕事が終わったら酒を買ってきて飲む。
で、オレは仕事以外にもやりたいことを全部やろうとするから
寝る時間が全然ない。
1日3時間くらいしか寝ない。
だからといって仕事中に寝るなんてありえないから
毎日1500円のユンケルを飲む。
とうの昔に今月の給料が底をついた。
無茶な生活のせいで
毎日ワケがわからなくなってきたwwww
とりあえず押しといて
↓ ↓ ↓ ↓
今日、久々にジンちゃんとトゲちゃんと3人で飲んだ。
その後カラオケへ。いや〜楽しかった。
帰り、終電で帰ったんやけど、寝てしもて・・・・・。
終点まで行ってしもた。
あぁ・・。
駅を降りて、コンビニでコーヒー買ったあと
オレはいつもお決まりのタクシーを決めてるので
手配のため電話したら、その近辺にいないから無理と断られた。
しゃーないなぁ・・。
たそがれてるオレの近くで一生懸命ダンスの練習してる女の子がいた。
しかも一人。
腰をグイングインさせながら、一心不乱に踊ってる。
こんな遅くに危なくないんか・・。
とりあえず暇つぶしに話しかけてみた。
「ちょっとゴメーン。ここってドコ?」
ダンスを止めて答えてくれた。
「えーと・・。○○市ですけどぉ。」
けっこうカワイイ。ていうかかなりカワイイ。
老廃物、つまり汗をたっぷり額に浮かべながら、「ふぅ」とか言ってる。
「○○市のなんてトコ?」
「○○町です。どないしはったんですか?」
「それが、終点まで来てしもて・・・。」
「あぁ・・。寝過ごした、みたいな。」
「そうそう、それや。で、どうやって帰ろうかな思ってな。」
「家どこですか?」
「○○ってとこ。」
「かなり遠いぞ、みたいな。」
「そや、そうやねん。」
「タクシー金もったいないぞ、みたいな。」
「そや、そのとおりや。」
「ふーん・・。」
「ところでこんな夜遅くに一人で練習してて危なくないん?」
「いつもやってるし。」
「あ、そう。それレゲエダンスやろ?」
「詳しいっすねぇ。ダンス好きなんですか?」
「あ、まぁ・・。」
(本当は「レゲエダンサー衝撃の腰使い」ってAVみたことがあるので知っていたんだが、それは言えない・・。)
それにしてもカワイイ。あわよくば泊めてもらいたいところだがさすがに無理やろな・・・・。
「今日飲みすぎてなぁ・・。」
「ふーん。どれくらいです?」
「わからんけど、かなりやなぁ。」
「で、寝た。みたいな。」
「そうやなぁ。」
なんかそんな感じで4・5分話してたらワンコインタクシーが来た。
「お、アレ乗るわ。」
「じゃ、どーもぉ。」
「どーもぉ。」
タクシー越しに彼女を振り返ると
また、腰をグイングインさせながらダンスの練習を再開させていた。
老廃物、つまり汗ほとばしらせながら・・。
タクシーの運転手が「お客さん、この辺で飲んではったんですか?」
と聞いてきたのでオレは答えた。
「いや、寝過ごしたぞ、みたいな。」